引越しの見積もりをお願いしたのに、値引きしてくれない…
「え、どこもこんな感じなの?」と、ちょっと不安になりますよね。
他の人は値引きしてもらってるって聞くのに、なんで自分だけ…?
そんな疑問を感じたことがあるなら、この記事はきっと役に立ちます。
この記事では、引越し業者が値引きしてくれない理由から、
交渉がうまくいくコツ、料金を安く抑えるテクまで、まるっと解説!
この記事を読めば、無理に値引きしなくても納得の価格で
気持ちよく引越しができるようになりますよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
引越しで値引きしてくれない場合の理由7つ
引越しで値引きしてくれない場合の理由を7つ、詳しく解説していきます。
- ①繁忙期で予約が埋まっている
- ②値引き交渉のタイミングが悪い
- ③元々ギリギリの価格設定
- ④相場とかけ離れた希望額を提示している
- ⑤営業マンに裁量がない
- ⑥キャンセルリスクを警戒されている
- ⑦過去にクレームを入れた履歴がある
「なんで値引きしてくれないの…?」
そう思ってしまう気持ち、すごくわかります。
でも実は、業者側にもそれなりの理由がある場合が多いんですよね。
ここでは、なぜ値引きNGになるのか、その背景をひとつずつ見ていきましょう。
①繁忙期で予約が埋まっている
引越し業界には、いわゆる「繁忙期」があります。
とくに3月〜4月、あと年末や大型連休前などは、業者側も超多忙。
この時期は、そもそも予約が取りにくく、需要が集中するので、値引き交渉にはかなり厳しいんです。
「誰かが値引きしなくても、すぐ次の予約が入る」
そんな状況なら、あえて割引をする理由がありませんよね。
なので、繁忙期は強気な価格設定になってしまうのも仕方ないんです。
②値引き交渉のタイミングが悪い
値引き交渉って、タイミングが命なんです。
見積もりを出してもらう前に「安くなりますか?」と聞いたり、
逆に「全部決めたあと」で「やっぱり安くして」と言っても、成功率はかなり下がります。
一番いいタイミングは、「訪問見積もりの途中」か「金額を提示された直後」。
この瞬間に「もう少し下げてもらえたら即決します」と言うのが効果的です。
交渉は、タイミングで決まるといっても過言じゃないですね。
③元々ギリギリの価格設定
意外と知られていないんですが、最近の引越し業者って、最初から結構ギリギリの価格で勝負してるところが多いです。
特に、ネットで複数社に相見積もりが簡単に取れる時代なので、最初から値引き込みの価格にしてるケースもあります。
つまり、「これ以上は無理です」と言われるのも納得だったりするんです。
逆に、めちゃくちゃ高くて「どーんと下げますよ!」っていう業者のほうが、最初の設定を盛ってる場合もあります。
安ければいい、とは限らないってことですね。
④相場とかけ離れた希望額を提示している
「1万円ぐらいにしてほしい」みたいな、現実離れした交渉をしてしまうと、相手もさすがに応じられません。
営業マンも人間ですから、あまりにも無茶な希望を出されると、「この人とはやっていけなさそうだな…」と感じてしまうことも。
値引きをお願いするなら、「相場を理解した上で、少し下げられますか?」という姿勢が大切です。
強気すぎる交渉は、かえって損することもあるので気をつけたいですね。
⑤営業マンに裁量がない
営業マンって、全員が全員、自由に値引きできるわけじゃないんです。
会社の方針で「このラインまでは下げてOK」と決められていたり、
特にフランチャイズ系や中小の下請け業者だと、本部に確認しないと値段を変えられないケースもあります。
「この人なら下げてくれると思ったのに!」と期待しすぎない方が◎
ダメなら、上司や本部に確認してもらうようお願いするのもひとつの手です。
⑥キャンセルリスクを警戒されている
何回も交渉したり、「即決しません」「他とも比べます」と強く出てしまうと、
営業マンとしては「この人、契約してもすぐキャンセルするかも…」と警戒します。
そうなると、あえて値引きしてまで押す必要はないと判断される可能性が高くなります。
交渉する姿勢はOKなんですが、「この人なら安心して任せられる」と思わせることも大事です。
信頼感を持ってもらえると、意外とスッと値引きしてくれたりもしますよ。
⑦過去にクレームを入れた履歴がある
これはちょっと裏話ですが、過去にその業者とトラブルを起こしたことがある場合、
顧客データで“要注意”としてマークされていることがあります。
たとえば、直前キャンセル・無理な要求・高圧的な態度などが記録に残っていたら…
「今回はしっかりルール通りで対応しよう」となるわけです。
もちろん正当な主張は問題ないですが、前回トラブルがあった場合は、少し慎重に対応されるかもしれません。
値引き交渉が通りやすくなるコツ5選
値引き交渉が通りやすくなるコツを5つにまとめてご紹介します。
- ①相見積もりを取って提示する
- ②希望日程に柔軟性を持たせる
- ③オプションを絞って価格を下げる
- ④時間指定なしプランを選ぶ
- ⑤訪問見積もりの時点で交渉する
「少しでも安く引越したい!」
そう思うのは、誰だって同じですよね。
でも、ただ「安くしてください」と言うだけじゃ通じないのが現実…。
ここでは、ちゃんと伝わる交渉術を具体的にご紹介します。
①相見積もりを取って提示する
最も効果があるのが「他社の見積もりを持って交渉する」ことです。
たとえば、「A社は○万円だったのですが、御社はそれより高くて…」と、具体的な数字を出すと説得力がアップします。
この時、見積書そのものを見せる必要はありません。口頭でもOK。
ただし、ウソをつくと逆効果になることもあるので注意。
正直に伝えつつ、比較した結果「ここでお願いしたい」と気持ちを添えるのがポイントです。
②希望日程に柔軟性を持たせる
「◯日じゃないとダメです」ではなく、「この週のどこか空いている日で大丈夫です」と伝えると、業者側の調整がしやすくなります。
特に、平日や午後便に柔軟に対応できる人は、有利に交渉が進むことが多いです。
繁忙期を避けて、オフシーズンや月末以外を狙うのも効果的。
業者の都合に少し合わせてあげるだけで、値引きの余地が生まれやすくなります。
「日程に余裕がある=交渉の余地がある」と覚えておきましょう。
③オプションを絞って価格を下げる
「この料金はちょっと高いな…」と思ったら、オプションを見直してみるのもおすすめです。
・荷造りサービス
・ダンボールの追加
・家具の解体・設置
など、不要なものをカットすれば、そのぶん料金も下がります。
業者にとっても、作業の負担が減る=値引きの余地がある、ということなんですよね。
「これは自分でできます」と伝えるのは、交渉のテクニックとしてもかなり有効です。
④時間指定なしプランを選ぶ
午前指定や時間ピッタリでの作業って、業者にとっては一番大変なんです。
移動距離・段取り・交通状況まで考慮しないといけないからです。
でも、「フリー便(時間指定なし)」にすると、業者が一番効率的なスケジュールで動けるので、コストを抑えられることが多いです。
そのぶん値引きにも応じてもらいやすい、というわけです。
時間に余裕がある人は、ぜひ検討してみてくださいね。
⑤訪問見積もりの時点で交渉する
電話やネットだけのやり取りだと、営業マンも“本気の値引き”をしづらいです。
でも、訪問見積もりで「顔を合わせて話す」となると話は別。
その場で即決してもらえる可能性があるなら、営業マンも頑張ってくれることが多いです。
「ここで決めてもいいと思ってます」と、やんわり伝えるのがコツ。
気持ちが伝わると、価格もグッと下がるかもしれませんよ。
値引きできないと言われたときの対処法
値引きできないと言われたときに、慌てずに対応するための対処法を5つご紹介します。
- ①冷静に理由を確認する
- ②その場で決断しない
- ③一度持ち帰って他社と比較する
- ④営業マンの対応を見極める
- ⑤交渉が無理なら業者を変える
「値引きはできません」って言われると、ちょっとガッカリしますよね。
でも、そこで無理に押し切ったり、焦って契約してしまうのはNG。
大事なのは、“冷静に判断する姿勢”です。
ここでは、そんなときに取るべき行動を具体的にお話ししていきます。
①冷静に理由を確認する
まずは「なぜ値引きできないのか?」を丁寧に聞いてみましょう。
ただ「ダメです」と言われるだけでなく、
・そもそも安いプランで出している
・繁忙期でこれ以上は厳しい
・オプション込みなのでこの価格
など、理由を明確にしてもらえると納得しやすくなります。
逆に、曖昧な説明しか返ってこない場合は、その業者に少し警戒が必要かもしれません。
②その場で決断しない
値引きが無理と言われても、その場で即決する必要はありません。
「一度家族と相談します」「他社の見積もりも見てから判断したいです」と伝えましょう。
こうすることで、営業マン側も「まだ契約の余地がある」と判断し、後日連絡をくれることもあります。
逆に、焦って「じゃあここで決めます」と言ってしまうと、価格交渉のチャンスを失うことに。
即決はせず、一歩引いて判断するのが鉄則です。
③一度持ち帰って他社と比較する
他社の見積もりと比べることで、今提示されている価格が高いのかどうか、客観的に判断できます。
もしかしたら、他社も同じような金額を提示してくるかもしれません。
その場合は、「この価格が相場なんだな」と納得できますよね。
逆に、明らかに高い場合は、再交渉のチャンスです。
比較材料を持ってから動くことで、より良い判断ができるようになります。
④営業マンの対応を見極める
値引きできないと言われたとき、その説明や態度が誠実かどうか、冷静に観察してみましょう。
丁寧に理由を説明してくれる人なら信頼できますが、
逆に、高圧的だったり、こちらの話を遮るような態度ならちょっと注意が必要です。
「価格だけじゃなく、人で選ぶ」ことも大事な視点なんですよね。
あなたの不安にちゃんと寄り添ってくれるかどうか、ここが見極めポイントです。
⑤交渉が無理なら業者を変える
どうしても価格が折り合わない、対応に不信感がある…そんなときは、無理に契約する必要はありません。
他にも良い業者はたくさんあります。
「値引きNG=悪い業者」とは限りませんが、どうしても納得できないなら、迷わず別の選択肢へ。
大切なのは、「納得して契約できること」。
その気持ちがないまま進めてしまうと、引越し当日までずっとモヤモヤが残りますよ。
引越し料金が高いと感じたときに見直すべきポイント
引越し料金が「高いかも…」と感じたときにチェックしたいポイントを5つご紹介します。
- ①荷物量の見積もりが適切か
- ②距離と時間帯が料金に影響していないか
- ③オプション料金がかかっていないか
- ④ダンボールや資材の提供有無
- ⑤作業員の人数と所要時間
見積書を見て、「え、こんなに高いの…?」と驚いたこと、ありませんか?
実は、ちょっとした項目で金額が大きく変わってくるのが引越しなんです。
ここでは、「なぜ高いのか?」を冷静に判断するために、チェックすべきポイントを整理しておきましょう。
①荷物量の見積もりが適切か
引越しの料金は、基本的に「荷物の量」と「移動距離」で決まります。
だから、荷物の量が実際より多く見積もられていたら、当然料金も高くなってしまいます。
営業マンが実際の部屋を見ずに、ざっくり電話で聞いただけだと、余裕を持って多めに見積もるケースが多いんですよね。
訪問見積もりを依頼して、正確な荷物量を出してもらうのが大事です。
「見積もり時に家具や荷物を正確に伝える」だけでも、ムダな料金を省ける可能性があります。
②距離と時間帯が料金に影響していないか
「近所への引越しなのに高い気がする…」
そんな時は、移動距離や作業時間帯に注意してみてください。
たとえば、片道30kmを超えると「中距離料金」になって割高になることもあります。
また、午前中・土日・祝日などの人気枠は料金が高く設定されているケースが多いです。
「午後便」「平日」「フリー時間指定」に変えるだけで、数千円〜数万円違うこともあるんですよ。
③オプション料金がかかっていないか
オプションサービスは便利だけど、その分コストも上乗せされます。
代表的なオプションは、
- 荷造り・荷ほどき
- 家具の分解・組立
- エアコンの取り外し
- 洗濯機の取り付け
これらが見積もりに含まれている場合、オプション分を抜いた価格で再計算してもらうと、思ったより安くなることもあります。
「必要なサービスだけ残す」という視点で見直してみてください。
④ダンボールや資材の提供有無
無料だと思ってたダンボール、実は有料だった…というパターンもあります。
業者によっては「資材費」「梱包キット代」などがしれっと含まれていることも。
ホームセンターで安く買えるものだったり、メルカリなどで中古の梱包資材が手に入ることもあるので、節約できるポイントです。
逆に、他社では無料のところも多いので、比較する価値ありですよ。
⑤作業員の人数と所要時間
作業員の人数や拘束時間が多いと、そのぶん料金も高くなります。
たとえば、「2人で3時間」より「3人で5時間」の方が人件費はグンと跳ね上がりますよね。
「この人数、本当に必要ですか?」と聞いてみるのもアリです。
プロの作業員が少人数で効率よく運ぶ方が、結果的に早く終わって安くなることもあるので、ここは見積もり時に相談してみましょう。
人数を減らすことで1万円以上安くなったという事例もありますよ。
引越し費用を抑えるために今からできること
ここでは、引越し費用をなるべく抑えるために、今からでもできる具体的な行動を5つ紹介します。
- ①荷物を減らしてミニマムプランに
- ②平日・午後便を選ぶ
- ③フリー便の活用を検討する
- ④自力でできる作業は自分でやる
- ⑤地域密着型の業者を調べる
引越しって、つい業者に全部お任せしたくなっちゃいますけど、
ちょっと工夫するだけで数千円〜数万円単位で安くなることもあるんです。
今からでもできる節約術を、わかりやすくお伝えしていきますね!
①荷物を減らしてミニマムプランに
引越し料金は「荷物の量」に大きく左右されます。
つまり、持っていく荷物が少なければ少ないほど、料金はグッと下がるんです。
使ってない家具や家電、洋服、本、食器など、この機会に思い切って断捨離してみましょう。
捨てるのがもったいないなら、フリマアプリやリサイクルショップを活用するのもおすすめです。
荷物が減れば、トラックも小さくて済むし、作業時間も短くなるので、一石二鳥ですよ。
②平日・午後便を選ぶ
引越しって、やっぱり「土日・午前中」に集中しがちなんですよね。
でも、実はこの時間帯って、料金が高めに設定されていることが多いんです。
逆に「平日の午後便」などは予約が少なく、業者も割安価格で案内してくれることがあります。
日程に余裕がある人は、ぜひ検討してみてください。
「少し時間をずらすだけ」で、数千円〜1万円以上変わることもありますよ。
③フリー便の活用を検討する
フリー便とは「業者の都合に合わせて作業時間を決める」プランのことです。
作業開始時間を業者にお任せすることで、スケジュール調整がラクになり、その分費用も安くなる傾向があります。
時間が読みにくいデメリットはありますが、引越し費用を抑えたい方にはかなりおすすめです。
「安くなるなら午後スタートでもOK!」という方は、ぜひ活用してみてください。
④自力でできる作業は自分でやる
荷造り、分解、梱包…このあたりの作業、全部業者に頼むとそのぶんお金がかかります。
時間と体力に余裕がある人なら、「自分でできることは自分でやる」だけでもかなり節約になりますよ。
たとえば、
- 食器や衣類の梱包
- 照明の取り外し
- カーテンや小物の整理
など、自分でやれば1万円以上浮くことも珍しくありません。
慌てて前日に詰め込むよりも、余裕を持って計画的に進めると◎です。
⑤地域密着型の業者を調べる
大手だけでなく、地元密着型の業者もぜひチェックしてみてください。
広告費や人件費が少なく、その分料金も抑えめなところが多いんです。
さらに、地域の地理に詳しいので作業がスムーズで、時間も短縮できるメリットがあります。
口コミサイトや地域情報誌などで「〇〇市 引越し業者」などと検索してみると、意外な優良業者に出会えるかもしれませんよ。
交渉もしやすいので、コスパ重視なら選択肢に入れて損はありません。
まとめ|引越しで値引きされないときの判断ポイント
チェック項目 | 確認すべきポイント |
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繁忙期かどうか | 3〜4月・年末は値引きされにくい |
交渉のタイミング | 見積もり提示直後がベストタイミング |
オプションの有無 | 不要なサービスが含まれていないか |
荷物の量 | 実際より多めに見積もられていないか |
営業マンの裁量 | その場で値段を決められる人かどうか |
引越しで「値引きしてもらえなかった…」という経験、誰にでもあり得ます。
でも、それにはちゃんと理由があることがほとんどなんですよね。
繁忙期だったり、見積もりのタイミングが悪かったり、交渉方法にちょっとした工夫が足りなかっただけかもしれません。
だからこそ、「値引きされなかった=損した」ではなく、
何ができたか、次どうするかを考えることが大切です。
引越しは大きな出費だけど、ちゃんと見直せばムダなく、気持ちよく進められます。
この記事が、あなたの納得のいく引越しのヒントになれば嬉しいです。
万が一トラブルがあった場合は、国民生活センターなどの公的機関も活用してみてくださいね。